日本陸軍携帯軍用小刀(初期型）

日本陸軍の軍用携帯小刀です。軍用携帯小刀は下士官兵用に各個人に支給された官給品のナイフで、前線部隊にとって無くてはならない必需品でした。収納時の全長は約13センチで幅約3センチとなります。本品は本体先に缶切りがある、初期タイプで上側に針状の栓抜き、下側にナイフが装備された3徳ナイフになっております。本体中央部分に　不　の文字が打刻されております。缶切りと反対側に紐等で吊るせる様に環が付いております。軍用ナイフも時期により幾つかタイプがあり、後に缶切りが本体中央で折り畳めてよりコンパクトな物となり、本体の材質も薄くなり木製になった物もあった様ですが本品は総て厚みのある鉄製で国防色の塗料が塗られております。使用品の為、錆びや塗装の剥がれ、ナイフの刃に欠けと摩滅が見られますが本体の塗装も良く残っており、80年以上前の品物としては状態は保たれていると思われます。以上の説明をご理解頂きまして、本品の価値を認めて頂ける方のご購入をお待ち致します。

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